太れない原因とは?体質や遺伝が原因?それとも食事内容?
「沢山食べれば太れるは嘘!!」
よく太れないことを周囲に相談すると、「沢山食べれば太れるよ~」と言われますが、確実にそれでは太れません!
ギャル曽根さんを始めとする、大食いの皆さんを見ればよくわかります。
誰も太っていません。
一食で4㎏とか5㎏とか食べているのに…
太れないのは、食事量だけではなく体質が原因なのです。
【大前提として】カロリー不足な食事内容では絶対に太れない
当たり前の話ではありますが、太るためには
消費カロリー<摂取カロリー
とならなくてはなりません。
体質的な問題が大きいですが、そもそも消費カロリーを上回るカロリーを摂取出来ていないと絶対に太ることは出来ません。
1日にどれくらいのカロリーを摂取すれば良いの?
1日に必要なカロリー数です↓
男女と身体的活動量によって異なります。
※活動レベルⅠ、Ⅱ、Ⅲはあくまで目安ですので、内勤でほとんど動かないような方ならⅠ、肉体労働がメインの方や毎日部活を頑張っている学生等はⅢといったようにお考え下さい。
今の必要カロリー数と摂取カロリー数を整理してみましょう
例として、僕がデブエットをした時に計算したデータです。
当時30歳で、仕事は営業なので、活動レベルはおそらくⅡ。
となると必要なカロリー数は2,650㎏カロリーとなります。
当時の平均的な摂取カロリーは下記のようになりました。
合計しても1,999㎏カロリーでした。
これに、間食をしたり、ジュース類を飲んだりしている分を含めると、ぎりぎり足りるか足りないかといったところです。
意識して沢山食べないと、思いの外必要カロリー数を上回れないことがありますので、注意が必要です。
私は一時期、このカロリー数を増やすことで太ろうとしました。
毎日3,000㎏カロリー摂取を目標にやっていきました。
しかし、かなりの苦痛で達成できないこともしばしば…
結局、何とか半年は続けたのですが、排便の回数が増えただけでほとんど効果が現れませんでした(47㎏→48.5㎏)。
しかも、意図的に沢山食べることを辞めてからは、あっという間に体重が戻ってしまいました。
前述したように、なぜか我々痩せ型は「他の人と同じ位、むしろ沢山食べているのに太れない!」のです。
実は、摂取カロリー>消費カロリー ではなく
(摂取カロリー>消費カロリー)×吸収率
となっているためです。
この吸収率の部分が低いと、太れない体質になってしまうのです。
病気が原因で太れないケースも
一時的に体重が減ってしまったという方は、病気(胃炎、糖尿病、甲状腺ホルモン異常、がん、ストレス等)の可能性が高いため、まずは医療機関に診てもらうことが先決です。
胃腸機能が弱い体質が原因で太れない
我々は食べた物を【口→胃→小腸】の流れで消化吸収していきます。
【口】
=胃に送り込めるサイズに咀嚼する。
【胃】
=胃酸や消化酵素を使って食物をドロドロの状態にし、少しずつ小腸に送る。
【小腸】
=ドロドロの食物をさまざまな消化酵素を使い、栄養素に分解して吸収する(消化きしれなかった分は大腸に送られて排泄される)。
このように「口・胃・小腸」と様々なところで食物を消化(小さく)し、十分に小さくなってから小腸で栄養素として吸収するわけです。
ここで個人差が出るのが、「消化酵素」の力です。
消化酵素とは?
食物を人間が栄養素として吸収できるサイズまで、消化(小さく)してくれるものです。
人間にはなくてはならないものです。
数えきれないほど沢山の種類の消化酵素がありますが、代表的なものは下記の3種類。
消化酵素 | 消化するもの | 消化されるもの |
アミラーゼ | でんぷん | ブドウ糖 |
プロテアーゼ | たんぱく質 | アミノ酸 |
リパーゼ | 脂質 | 脂肪酸 |
このように、食物を栄養素として吸収できるサイズまで消化してくれます。
この消化酵素の働きには個人差があります。
働きが弱いと、食べたご飯やお肉を十分に消化しきれず、栄養素として吸収できずに便として出てきてしまうのです。
例えば、普通の人が10食べれば8は栄養素として吸収できるのに、消化酵素が弱い人は10食べても6しか吸収できなくなってしまうわけです。
私が必要以上にカロリーを摂取しても、太ることができなかった最大の原因はこれでした。
私のように、「便秘にならず排便が多い」、「胃もたれや胸やけを起こしやすい」方は、消化酵素が弱い可能性が極めて高いです。
胃腸機能が弱くても太るためには?
我々痩せ型が太るためには、
まず「消化酵素を活性化させて、栄養吸収率を上げること」↓
その上で「摂取カロリーを増やす」必要があります